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草思社
時間旅行者のための基礎知識についてのレビュー
時間旅行はニュートン的な宇宙では想像すらできない。しかし、アインシュタイン的な宇宙でそれは可能性を持つようになった。この分野の代表的な研究者であるプリンストン大学の宇宙物理学者J・リチャード・ゴットが、読者を時間旅行のガイド付きツアーに連れ出してくれる。スティーヴン・ホーキングやキップ・ソーンのような科学者も、すでに時間旅行について考察しているが、本書は彼らよりも何光年も先回りして、愉快で新鮮に、かつ綿密で注意深くそのエキサイティングなアイデアを探求している。 ゴットはまず、時間旅行についての良質のサイエンスフィクションが最新の科学的なアイデアにいかに閃きを与えたかを語る。次に、未来に向けての時間旅行が単に可能であるだけでなく、もう実際に起きているのだと説明する(宇宙飛行士は、地面にずっとしっかり足を踏ん張っている私たちよりも、ほんの少しだけ年を取るのが遅い)。さらに、どのような物理的条件の元でならば過去にさかのぼることが実際に可能なのかを検討する。そして、もっとも驚くべきネタを取り出して見せる。つまり、時間旅行の研究は、宇宙が自らを生成したのかどうかを知るために使えるというのだ。 最後に、時間旅行についての本は未来からの報告なしには完成しないと断言して、ゴットは、彼が開発したある科学技術を基に、人類の活動範囲がどの程度拡大するかを予言する。人類誕生からごくわずかな時間しか経っていないのに、われわれは宇宙についていかに多くのことを学んだことか。その結論は控えめだが驚くべきものである。 『Time Travel in Einstein's Universe』(邦題『時間旅行者のための基礎知識』)は、その突飛なテーマと科学的な才気の点からだけでも必読だが、楽しんで読める1冊でもある。 --このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。
時間旅行者のための基礎知識について購入者の感想
おもしろかった^・w・^
宇宙物理学者がなんでこの小難しそうな学問に生き生きと取り組んでるか分かる本です。
宇宙物理学なんて全く分からない人でも分かるような言葉に翻訳されていて、学者さんたちが味わう知的興奮を私たちにも味見さしてくれる楽しい本です。
本棚にずっと入れたい本です。
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「本物」のタイムマシンの理論的解説書
これまで色々なタイムマシンの理論的な解説の本が出ており、それなりに全部読んだのですが、この本は、その分野の論文を発表している物理学者(プリンストン大学教授)が書いた本なので、読んでいて消化不良になりません(同時に買った同じ分野の本は読んですぐ売ってしまいました:-P)。この手の本は、とりあえず、光速に近い速度で移動することによって起こる浦島太郎効果を用いた未来への片道の時間旅行までは読んでいけるのですが、それよりもはるかに難しい過去への旅行については、大半の本は書き方が曖昧だったり図表が不十分だったりで消化不良になってしまいます。本書はその点がしっかりと書かれています。 著者は、論文を書きなれているせいか、文章も理路整然としており、また、同様の理由で、図表が多いので大変理解の手助けしてくれます。また、図表のセンスの良さは、自分で描く場合の参考にもなります。まさに、「本物」のタイムマシンの理論的解説書って感じです。これまで、何冊か類似の本を読まれて幻滅された方や初めて読む人にもお勧めです(と言って友人にも勧めたら喜んでいました)。 ちなみに、表紙のデザインセンスもよく、そういった点でもお勧めです。
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時空間の操り方
書かれていることの全部を理解することは到底できないけれど、初めて分かったことがいくつもあって、知的興奮を味わった。タイムトラベルは理論的に不可能ではない。未来へタイムトラベルした人はいる。私たちが未来からのタイムトラベラーに出会わないのは、まだタイムマシンが作られていないからだ。また、自分のいる場所は特別なものではないというコペルニクス原理だけから、人類の存続期間やタイタニックの危険性やミュージカルの上演期間を予測できる。これは何とシンプルで現実的で応用範囲が広くて驚くべき理論だろう。人間原理を実感できる。われわれは知的観測者だからこそ、宇宙のわれわれに都合のいい時間、場所に存在するのだ。この本は、宇宙が物理学者だけのものではなく、自分も遠大な宇宙と一体であることを感じさせてくれる。
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時間旅行は簡単だ。
3回は読み直しましょう。3回は読み返せます。 あなたの人生にとって、この本はおそらく何の役にも立ちません。 だけど、人生の役に立つことって、面白いですか? 任意の2点間を光より速く移動すれば、過去へいけるって思える ことって、面白くないですか? この宇宙で知性体として生まれた幸せを感じたくなったら、 この本を開いてみてください。
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