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自滅する企業 エクセレント・カンパニーを蝕む7つの習慣病 [ウォートン経営戦略シリーズ] (ウォートン経営戦略シリーズ) 




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 自滅する企業 エクセレント・カンパニーを蝕む7つの習慣病 [ウォートン経営戦略シリーズ] (ウォートン経営戦略シリーズ)

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英治出版

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自滅する企業 エクセレント・カンパニーを蝕む7つの習慣病 [ウォートン経営戦略シリーズ] (ウォートン経営戦略シリーズ)について購入者の感想
環境適応能力喪失の瞬間

この本が書いている『7つの習慣病』は、企業が環境適応能力を喪失して自滅への道を走り始めた、まさにその瞬間を捉えている。一旦1つが始まれば、他の症状もやがて表れ始める。これらは互いに互いを補完するようになり、あとは転落一直線だ。

読めば判るが7つの習慣病にいたる理由は全て「合理的(過去においてこれゆえに成功した理由が牙をむいている)」か「感情的(過去において苦労したが故に、今の贅沢を要求する)」かのどちらかである。これらが『自分達が作り上げた環境』に対する観察力と適応能力をすらも削ぎ、ライバルの発生と成長を許し、ニーズの喪失に気がついたときには回復不能に陥っている。いずれも「最初は妥当な要求・対応」だったが故に、いつそれが「敵」になったのかを知るのは難しい。

この性質ゆえにこの本を「後知恵だ」とする向きもあるようだが、私はそうは思わない。人間と同様に、企業も成長期と安定期と衰退期がある。少年期の食生活を中年に成ってからも続ければあっという間に成人病に陥るように、企業もその時期に応じてどのように成長し、自己維持するべきかを変化させる必要がある。またこれは投資家にも言える話で、どの企業のどの事業が今どの段階にあるのか、故に何を期待するべきなのか(売上げの増大か、コストの削減か、新規事業への投資源か)、どのぐらいのROIを期待するべきなのか、適切に見極める必要がある、と言うことだと思う。今までのように深く考えずに「金放り込んでドーン。四半期ごとに成長しろー」という頭の悪い投資期待をするようでは、今後は駄目だ、と言うことだ。

その意味では、この本は「企業が自滅にいたる病」を説明しているだけではない。投資家に対して「もっと企業の健康維持を深く考えた方がいいぞ」と警鐘を鳴らしている本だ、と見ることができよう。

会社員も投資家もどちらも読み、考えるべきテーマを提供している良い本だと思う。
企業病名辞典として使えるかも

まぁ、たくさんの症状をあげてくれたもの。これら
全ての症状がない企業を見てみたいもの。その企業は
ビジネスなんてできないだろ!!!。

自分の会社でおかしなところがあったら、本書を参考
までに読んで反省の材料にしたらいいんじゃないかな。

後だしジャンケンという自覚がない

典型的な「後だしジャンケン」。Aを選んで失敗した企業に、後から「あそこでBを選ばなかったから失敗した」と言っているにすぎず、「あそこでピッチャーを替えたから打たれた」と居酒屋で言っているのと同じ構造。失敗した後から評価するのは誰でもできるが合理的に未来を予測することはできない。20年後の市場環境を誰が正しく予測できるだろう?ブームが一過性なのか大きな変化なのかどう判断するのだろう?予測は当たりもするしハズレもする。当たったものが合理的で、ハズレたものが非合理的だという分析は単なる後付けだ。原油が高騰すると著者も予測していなかっただろうが「GMは早くから電気自動車を開発しておくべきだった」と言っているわけで、もし原油が下落していた場合、著者は間違いなく「無謀な電気自動車開発でリソースを食い潰したトヨタの驕り」と言うだろう。
本書は組織の7つの症状から企業の自滅を分析するが、根本的には「成功体験にしがみついて、市場や顧客の変化を読み誤った」というテーゼを7つの言葉で表現したに過ぎない。では肝心の市場の変化を見誤る原因は?一方ではトップがワンマンで人の話を謙虚に聞けないことが原因だといい、一方では官僚的意思決定が原因だと言う。ワンマンでも官僚的でも成功もあれば失敗もある。失敗した原因を後からわかりやすい組織論と結び付けるのは分析ではない。
例えば「コアコンピタンス依存症」。多くの人が家で裁縫しなくなったのにシンガーミシンはミシンを売り続け、レゴは多くの子供がコンピュータゲームに流れたのに対応できていない、と。対処法としては、コアコンピタンスの「新しい用途をみつける」や「新しいコアコンピタンスを開発する」などだそうだ。そりゃそうだろう。ビジネスエッセイならこれでいいのだが、「分析」なら内容は薄すぎる。「傲慢」や「慢心」が企業を蝕むと言うが成功していれば「自信」や「誇り」と言うのだろう。要は「ケース・バイ・ケース」であり、同じことをしても成功も失敗もする。本書が示すような単純な処方箋は、現実にはない。冷静に読めば、自滅を防ぐことがいかに困難か、また「あの企業は成功で傲慢になった」と訳知り顔で分析することがいかに「傲慢」かわかる、という意味で謙虚になれる一冊。
潰れる原因の処方箋明記が評価できる

米国を代表とする優良企業の衰退を原因別に考察,そこでの処方箋を議論している.ここに取りあげられた自滅する代表的企業は,まずは IBM, DEC, Intel の 3社,その原因の根本はリーダーシップの欠如であるとの主張ではある.そういってしまうと話はつづかなくなるが,この書籍では自滅する原因を詳細に 1.現実否認症 (神話,定石,正当という呪縛),2.傲慢症 (おごれる者は久しからず),3.慢心症 (成功は失敗の始まり),4.コア・コンピタンス依存症 (諸刃の剣),5.競合近視眼症  (忍び寄る伏兵),6.拡大強迫観念症 (右肩上がりの幻想),7.テリトリー欲求症 (コップの中の縄張り争い) の7つに分類して,個々に事例を取り上げて考察している.

この研究書籍の特徴は,ケーススタディーと言える事例が多く示されていること(ちょっとかったるいところは否定できないが).米国人研究者の書籍が故に主に米国でメジャーな会社が取り上げられているが,ここでの分析は日本の企業に当てはめていくことも十分可能である.というよりもぴったりと来る自滅しつつある企業が多いような...気もする?

優れた点は,自滅する原因に対して症状を示し,処方箋を議論している点であろう.あまり具体的とも言い切れない,それほど効果的な処方箋とは云えないまでも,それを列記している点は評価できると思う.こういう記述は結構しにくいモノだから.

380ページの大作,読みごたえは十分にある.

潰れそうになったことのある会社の従業員には身につまされる本です。

著者は米国の学者なので、当然本書に出てくるケーススタディは米国の企業が中心となっている。従って日本企業と比較すると少し環境や企業文化の違いから他人事のように感じるかもしれない。
しかし、著者が主張しているのは、大なり小なり成功した企業組織に起こりうる「習慣病」をいかに早期に察知し、自らが処方箋を作って対処できるかという点である。
世に数多の企業経営に関する教科書があれど、縮小、倒産する企業が後を絶たないのは、企業経営を教科書どおりに行うのは普通にやっていては殆ど不可能であることを物語っている。まさに偶然によって成功し、必然によって失敗していると言えるだろう。
本書で述べられている7つの習慣病に関して、自分の勤めている会社あるいは就職しようとしている会社を診断してみるのもおもしろいだろう。



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