『大いなる陰謀」は甚だしい迷訳だろうか?
この邦題に対しては概して酷評が多い。しかし、何故、野心満々の政治家が大衆マスメディアの雄である、テレビ局のジャーナリストを招き、単独スクープをさせようとしたのか。これはかって彼を好意的に報道してくれた彼女への善意ある対応、恩返しではない。作中で展開されるアフガンでのリスキーな特殊作戦の成否はこの政治家にとっての関心事ではない。成功すれば文句なしに、たとえ失敗しても、テロに対する戦いに身を挺したアメリカ兵の勇気ある行動として、その正当性をアッピール出来るとの計算があったに違いない。そして、じつはこれこそが「大いなる陰謀」であり、この邦題は作中では明確に示されていないメッセージを補完し、作品の意図を示す、ある意味では正しい邦訳である。しかし、映画がやや曖昧な会話に終わっている点で作品としての完結度、全体的な評価としては、5段階評価での3・5に止まる。
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英語が解らないとつまらない
仕事でニューヨークへ行った折りにシアターで観て来ました。全編通してセリフが多いので英語が理解できないとキツい映画です。DVDの日本語字幕ではあまり理解できないかもしれません。吹き替えはかなりいい出来ですので、そちらをお薦め致します。私は現地のアメリカ人の社員2人と観ましたが、鑑賞後のディスカッションに驚きました。2人ともいいか、悪いかの選択しかありません。民主か共和党の二大政党ですから中間はないというはっきりしています。ハリウッドに代表される超大作も歓迎し、こういった、ただ政治絡みのセリフの続く映画に関しても十分に楽しむ気質を持っている。例えば、杉村大蔵議員のインタヴューを女性のキャリアのある年輩のジャーナリストが行なう事に興味がありますか?全くないでしょうねー。それ位の設定でこんな映画をつくるアメリカならではの作品です。監督、出演者もいう事なしです。また、改めてDVDを購入し字幕入りで観ましたが、やはり分かりにくいですね。日本語の表現に少し無理なところがありますから。でも映画ですので、フインキが理解出来ればいい訳でそう深刻になる事もありませんね。だだ、文句をひとつ。日本語の題名の酷さはないですねー。センスの無さには飽きれます。多分、アメリカ人に教えたら、大笑いされるでしょうねー。ノーカントリーの事を教えたら、仰け反ってました。
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今のアメリカを痛烈に批判。そして現代の若者へのメッセージ
原題は「Lions for Lambs」。訳すと「羊たちに率いられたライオンたち」。愚鈍な羊がホワイトハウスを表す。そしてトム・クルーズ演じるアーヴィング上院議員でそれを象徴的に描き出す。勇敢なライオンが戦争に赴き死んでいった兵士たち。痛烈に今のホワイトハウスを批判する内容となっています。
独占取材を許されたジャーナリストのジャニーン。アーヴィング上院議員の言ったことを鵜呑みしてそのまま報道し利益を得るか、彼の隠された陰謀のようなものに気づき報道すべきでないとするか。会社員としての自分と良心との間で揺れ動くさまをメリル・ストリープが演じる。
一番心に残ったのはロバート・レッドフォード演じるマレー教授と才能はあるが努力をしない教え子トッドとの会話。将来性はあるのに努力をしない彼を問い詰める様は今の若者へのメッセージとなっている気がします。
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サスペンスモノと勘違い。
全編通して、会話だけで成り立っているのですが、案外短い映画だと
感じてしまいました。
内容に対して、2時間を少々超える映画でも良かった気もします。
さあ、貴方ならどうする!という事を伝えるがためのシンプルな幕の引き方
なのでしょうが、ドキュメンタリーとして制作されているならそれで構わない
のですが映画としては、率直に楽しめなかったです。
優秀な?政治に無関心な学生さんが出てきておりますが、私が一番、自己投影しやすい
キャラクターだと思いました。皆様は、如何でしょうか?
無関心=シビリアンコントロールしやすいというのにも触れられてましたが、
この辺りが表題の大いなる陰謀に繋がるのかは謎です。
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正義と行動力を問いかける近年まれにみるテーマの作品。邦題にだまされるな。
この作品は上映以前に予告編で流される期間が非常に長く、どんな大作なのだろうかと思っていたが、実際見てみると、いわゆる昨今のハリウッド大作とは全く異なるタイプの作品で、良い意味で期待を裏切られた。
邦題の「大いなる陰謀」というのは、はなはだ疑問のあるタイトルで、まるでこの作品をアメリカ政府のたくらむ国家的犯罪とそれをあばく主人公達といった内容に勘違いさせるものだが、本当の内容とは全く異なる。原題の「LIONS FOR LAMBS」が本作品のコアとなるメッセージなのだが、集客力を考えてあえて違った邦題にしたとしか思えない。
まさしくライオン達の墓標がドミノのように立ち並ぶワシントンDCのアーリントン墓地を横切る車のなかで、涙をながすメリル・ストリープが印象的だ。
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