ラストが気になる
すばらしい映画です。映像の美しさが際立っています。ストーリーもよくできていると思います。自分の物の見方、誤解が与える影響についてとても考えさせられました。また、主人公たちがその後戦争に運命を翻弄されていっただけにせつない思いでいっぱいになりました。しかし、最後が納得できない。いくら贖罪のためとはいえ、ストーリー上の真実を語らなかったことに疑問を感じました。いや、だからこそ人間らしいといえるのかもしれない。そういう弱さがあるからこそ人間かもしれない。こんなふうにいろいろ考えさせるからこそこの映画は逆説的に忘れられないいい映画だと思います。
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こころが揺れる余韻が残ります
クラシックな情景とBGMの中で、動と静を使い分けたストーリーを幾重にも折り重ねるように展開していく戯曲が柔らかくマイルドにこころの中に浸透してきます。
思い起こせば大なり小なり傷つきやすい多感な頃に嫉妬したり似たような感情経験があるのではないでしょうか。
この作品は骨肉の争いをするものでもなく、虚偽により罪を犯したものに対して感情が高ぶるものでもなく、虚偽により引き離されたものたちに悲劇的な感情がエスカレーションするものでもないのです。
それでいて、観終わったあとにやってくるもの、この作品が伝えた切ない想いがこころのどこかに余韻としてずっと残ってしまうでしょう。
ドラマの中でみなまでをはっきりと語らず、答えは観ているもののこころの中にあるといったポエム的な演出により、それぞれのシチュエーションで絶えず余情のふくらみがあるのです。
名作だと思います。
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悲しい運命
実に切ない映画でした。
嫉妬と誤解と嘘が招いた悲しすぎる結末。
生涯かけての償い。
ストーリーのもつ重さとは裏腹に、映像はすごく美しかったです。
「ダンシング・ハバナ」で注目していた女優、ロモーラ・ガライの罪の意識に苛まれる演技も良かった。
ダンシングハバナとは演じる役柄が対照的なので、ほんと別人のように見えた。
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生涯をかけてつぐなおうとする姿に心打たれる
13歳の時セシーリア(キーラ・ナイトレイ)とロビー(ジェームズ・マカヴォイ)の情事を見てしまったブライオニー。しかしそれは情事ではなく愛あるが故の出来事だった。ロビーに警戒心を抱いたブライオニーはある事件の犯人を嘘をつきロビーであると証言してしまう。それによってロビーとセシーリアは引き裂かれることに。
18歳になり過去の事件を振り返るブライオニーは罪の意識に苛まれ、過去の罪をつぐなおうとする。しかし彼女を待っていたのは悲惨な現実だった…。
13歳では男女の親密な関係は深く理解できないものではないか。ブライオニーを待っている現実があまりにも過酷なので心が痛みました。取り返せない過去の過ち。それでも必死につぐなおうとする姿に心打たれました。またセシーリアとロビーを引き裂くもう一つの原因となった戦争。戦争の悲惨さも映像として映し出し、ブライオニーの心の痛みと共鳴して、幸せになれなかった登場人物たちの痛々しいほどの悲しみや苦しみが伝わってきました。
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格調高い傑作
文芸作品原作ということで、手が伸びませんでしたが、とてもよい映画でした。展開もサスペンスフルで飽きませんし、それでいて、格調高く美しい作品です。英国が舞台の映画や、考えさせられる映画を見たい方にはぴったりでしょう。
K. ナイトレイとJ. マカヴォイが引き裂かれる二人を好演していますが、物語はブライオンとともに進みます。三人の女優さんがすばらしい演技をされていますが、なかでも少女時代のシーシア ローナンは、思春期の不安定さを見事に見せています。
また、題名にもなっている「つぐない」ですが、その展開にも驚きました(原作を読んでいませんので)。とても美しく、心が打ち震えました。私は、その罪は、考えうる限り、最も誠実な形で成し遂げられたと思いました。
原作を読んでいなくても、全く問題ありませんし、買って損はしません。レンタルで見ても、ライブラリーに入れたくなる映画です。
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