NHKがこういうレベルのドラマを作れると感心した!
ストーリーは現実に起きた問題(メガバンク崩壊、ベンチャーへの闇社会からの融資、等)に沿っていてかなりリアルだし、前半と後半でガラッと展開が違うし、良くできているドラマだと思う。何より、「監査法人」という一般的には理解不能な職業に目をつけたのは素晴らしい。
キャスト的には、前理事長を演じた橋爪功と、新理事長を演じた豊原功補が、特にハマっていた。厳格監査という理想に燃えていた新理事長が、新理事長になった途端、会社の存続という会社本来の目的と違う視点が入り、前理事長のように変わっていくのは、会社が本来の目的を失う恐ろしさをよく描いていると思う。
細かいことを言えば、「ロンゲの監査法人代表社員とか、ありえねー(主役の塚本高史は、正直ミスキャスト)」という感じだし、松下奈緒演じる茜は「上司にこんな話し方する社員、懲罰物だ!」と思うし、主人公のプライベートの話は突っ込みが浅く、必要なかった気もする。また、流行のアメリカのドラマと比べては明らかにテンポは遅いので、アメリカドラマを見慣れている人はイライラするかもしれない。
それでも、十分に見る価値のあるドラマ。NHKがこういう内容の、こういうレベルのドラマを作るようになったのか、と感心した。
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最高です!
6話でこれだけの内容をかなりうまく描いていると思います。
1話1話始まる冒頭に「フィクションです」と書かれているところが
なんか、リアリティを感じたのは私だけでしょうか?
すばらしい作品なので、お勧めです!
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経営者にはたまらない。
観始めると止まりません。会計士や監査法人を身近に感じる秀作。ハゲタカとの比較でいうと、独身男性はハゲタカ派、独身女性と既婚男女は監査法人がお好きなのではないでしょうか?ホライズン・インベストメントワークス・ジャパン鷲津とエスペランサ監査法人の小野寺の攻防を観てみたいですね。僕も株式公開を目指して、ベンチャー企業を経営していた時代があり、監査法人ともお付き合いしていたので、後半2話は猛烈に感情移入しました。経営者にはたまらないドラマでしょうね。
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現在に最も近い過去と未来を切り取った秀作
昨年イタリア賞をとったNHKドラマ「ハゲタカ」(真山仁原作)の「二匹目のドジョウ」に過ぎないと高をくくっていたが、どっこいこちらも負けず劣らず骨太のエンターテイメントとして楽しめた。スケール感はやや小さいものの、共通するのは、金融不況、経済再編の渦中、人間の生き方を問うというそのテーマ性である。
激動の時代、日本社会は今、社会保険庁に象徴されるような、ありとあらゆる場所で不正やモラルハザードにあえいでいる。誠実で義理堅いとされてきた日本人の美徳も今や地に落ち、昔の学園ドラマの「腐ったリンゴ」のようにご都合主義と無責任が蔓延している。
そんな社会背景下で、金と権力を手に入れた篠原と仕事の誇りに生きる若杉の対決は見物だった。特に篠原役の橋爪功の演技には心を揺さぶられた。初回では若すぎるイメージのあった塚本高史と松下奈緒だが、回を重ねるごとに感情移入してしまった。善と悪、理想と現実の間を揺れ動く彼らが最後に選ぶ道とは…。
原作のない中、会計士という仕事を世に知らしめたスタッフの意気込みと志の高さに敬意を表したい。
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厳格か、寛容か、 何が正しくて、何が正解なのか?
一話終わるごとに、「じゃあ、どうすればよかったのか?」という問いが頭をもたげた。監査法人は番人であるべきだと思ったし、『我々は救済に来たのではありません。審査しに来たのです。』というセリフも正しいと思った。しかし、ひとつの企業の倒産がもたらす混乱と負の連鎖、これも解る…。企業の癒着と談合と罠…。真っすぐな性格の主役(塚本さん)の好演、仲間からボロクソに言われながらやがて…の勝村さんの熱演、橋爪さんや竜さんなど『権力の顔』を演じるに相応しい俳優さんも見所のひとつ。
「ハゲタカ」の成功を受けて「もっと専門的に踏み込んだドラマも受け入れられる」という制作サイドの自信と意気込みを感じたドラマだった。
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