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わしズム 2008年 11/29号 [雑誌] 




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 わしズム 2008年 11/29号 [雑誌]

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わしズム 2008年 11/29号 [雑誌]についてのレビュー

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わしズム 2008年 11/29号 [雑誌]について購入者の感想
最初に対決ありきか

 沖縄論に続き、国民国家の一体性を大変に重視する立場からアイヌを論じたという特集が含まれるムック。そのアイヌ論であるが、まず「アイヌを侵略したのは和人ではない」という主張の鍵概念となる古代蝦夷の概念の誤用が痛い。全体として、自分の論に都合が良い主張だけ寄せ集めて口当たりの良いお話を作っているという印象が強い。

 あと、北海道ウタリ協会をことさらに煽っているのもいかがなものかと思う。外部の人間がマイノリティ社会に接する際に警戒されるのは当然で、社会学者や文化人類学者の場合はそこからいかにして友好関係(ラポール)を形成しつつ、客観的・中立的な立場でそのマイノリティ社会を論じられるかという勝負になるのだが(興味があるむきは日本社会学会のウェブサイトにある『社会学評論』執筆要項でも読んでみてね)、小林氏の場合はむしろ対立構造に持ち込むのが当初からのもくろみであったようにも思える。

 ウタリ協会側としては、放置が適当と判断した由。それで正解だろう。いわゆる「民族派」(アイヌだって「民族」なわけだが、ここでは日本の右翼の皆さんの一人称として)の方々の枠を超えてアピールする力は無い。ま、ご苦労さんってことで。
民族とは何か、アイヌを解体し再構築してゆく試み

改めて、思わせられてしまう。
アイヌと一括りにされても、それが1970年代のごく最近出来上がったものでしか無いことが明るみとなったのでは。
日本政府の同化政策を非難する割には、結局アイヌの歴史的文化的経緯を全く考慮せずにただ後から出来たアイヌそれだけで纏め上げようとする行為こそ全体主義的ではなかろうか。
アイヌ論スペシャルを殊に期待するものだ。
アイヌは先住民族ではなく。アイヌ系日本国民です

今年の6月に「アイヌ民族を先住民とすることを求める決議」が国会で可決されたので、とてもアイヌのことが気になっていました。その点でとてもタイムリーな内容だと思います。

ゴー宣エクストラは、続縄文時代から現代にいたる壮大な「アイヌ通史」です。

その他にも、民族論の鼎談、アイヌの文化人類学的論考、アイヌの文化考と盛りだくさん。
圧巻だったのは、こうの史代先生の漫画「るいるいかむい(降りそそぐ神)」、いったい何だと思ったらアイヌの自然観・宗教感をまったりとさりげなく表現してくれていました。恐るべきセンス!!

アイヌを先住民族ときめてしまった国会議員の方々も、「先住民族」「民族」という言葉の定義をもっとしっかり考えてもらいたいと思いました。
また、この本の出版にあたって、ウタリ協会は小林よしのり先生の取材をことわったそうですが、その明確な理由も知りたくなりました。

いずれにしても、国民が分断されて差別や逆差別につながるようなことになってはダメです。この本にあるように、アイヌについて自由な言論を通じて正しい認識を持たなければいけないと思います。そして、アイヌも和人も同じ日本人です。固有の文化を大切にしてゆきながら、同じ日本人として皆で仲良くしてゆきましょう。(感想じゃなくて意見になっとるがな)

最後に、「卑怯者の島」感動しました。涙がとまりませんでした。
「アイヌ」特集についていけるか?

今回の特集は「日本国民としてのアイヌ」と題していわゆる「アイヌ民族」について語ります。

今回は「天籟」「ゴー宣extra」「卑怯者の島」だけで本誌の半分程のページを割いていて、今号における小林氏の気合いの入れ方がうかがえます。

アイヌの方には失礼ですが、そもそも一般大衆にとってアイヌ問題は全くと言っていいほど関心は薄く、下手をすれば「アイヌ」という言葉自体知らない人が存在するかもしれません。

関心のなかったことに対して関心を持たせてくれる小林氏には本当に毎号感謝しています。

日本は「多民族国家」なのか「単一民族国家」なのかという疑問に始まり、そもそも「民族」という言葉の定義とはなんだ?と数々の問題を提起し、結論として「アイヌ」は「民族」ではないとしています。

「民族」という言葉の定義は確立しておらず、その定義の仕方次第で日本は「単一民族」にも「多民族」にもなり得るのだとする主張には「目からウロコ」でした。

「本当に勉強になる」そういった言葉がまさに相応しい今号です。

小林氏にはポピュリズムに陥ることなく「今回はそうきたか!」といった企画を毎回提示してもらえると嬉しいです。





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